昨年30キロのダイエットに成功するまで、私は過去にテレビなどで紹介されて話題になった色々なダイエット方法をやってきました。
結局どれも痩せないで止めてしまうことを繰り返していたんですが、痩せた今だからわかる「なぜそれで痩せなかったのか」を考えていきたいと思います。
今回紹介するのはちょっと前にも話題になった「舞茸ダイエット」。
舞茸ダイエットとは?
舞茸ダイエットとは、その名の通りキノコの舞茸を食事に加えるダイエット方法で、たしかテレビ番組の「世界一受けたい授業」で私はこの方法を知ったと記憶してます。
胆汁酸ダイエットと番組内では紹介されていました。
腸内にある古い胆汁酸を、舞茸の食物繊維と「MXフラクション」という舞茸だけにある成分が吸着し、便と一緒に排出させることで新しい胆汁酸が作られ胆汁酸の働きが良くなって結果内臓脂肪が減っていくという感じの紹介だったと思います。
早速舞茸ダイエットを始めてみるが…
番組では他にも食物繊維が豊富な大麦や、杜仲茶、腸もみというお腹のマッサージも一緒に紹介されていましたが、特に舞茸が良い食材であるという事が印象に残ったのと、舞茸がもともと好きだった事もあって、次の日には近所のスーパーで舞茸を買ってきて舞茸ダイエットを始める事にしたのです。
ノンオイルで炒めたものや、野菜スープにしたもの…大体1日でホクトの舞茸1袋を食べていたと思います。
そんな食生活を3週間ほど続けたでしょうか…
結果は全く体重に変化がなく痩せることは出来ませんでした。
なぜ舞茸で痩せなかったのか?
私のやった舞茸ダイエットで痩せない理由は今となっては簡単にわかります。
1日の総摂取カロリーが消費カロリーと釣り合っていたから。
これに尽きます。
いくら舞茸に凄い成分が入っていようが、ダイエットの大原則である摂取カロリーと消費カロリーの綱引きを考えていなければ痩せるはずがありません。
昨年色々と試してみた体験談としては、結局どのような形であれ「カロリーコントロールが最も重要である」という事がよくわかりました。私は食事については主に糖質制限をしていましたが、糖質制限は私にとってカロリーコントロールが最もやりやすく長続きできる方法だったに過ぎません。
実際にカロリーオーバーしていれば糖質制限していても体重は減らずに増えていきました。(人によってはカロリーオーバーしていても痩せたという方がいて、この辺は謎が多いんですが…)
つまり摂取カロリーと消費カロリーの引き算でマイナスになっていないのに何かを食べる(たとえば舞茸)ことで痩せるという現象はまず起きません。
何かの食材にダイエットに良い凄い成分が発見されたとか言われている場合、大抵は食材に含まれている量でカロリーの引き算が大きく覆るほどの効果は無いと考えて間違いないです。
黒舞茸とかMXフラクションが多いという品種をネットで血眼になって探しても意味ないです。
なので舞茸ダイエットを始めてみようと思っている方は、私のようにそれまでの食事内容を変えずにただ舞茸を追加して食べるのではなく、一日の摂取カロリーと消費カロリーを見直した上で、舞茸を食事に加えると良いと思います。
舞茸はカロリーも低いので、普段の食事メニューの何かと置きかえるだけで結構なカロリーセーブになりますしね。